こんにちは。起業理学療法士の西島紘平です。
今日は、「歩行+慈悲の瞑想」についてです。
パレオさんのブログを参考にまとめています。
瞑想について
瞑想が良いというのは、色々な所で言われているかと思います。
集中力アップ、ストレス回復、幸福感アップ・・・
良いというのは認識しても、私は、「まずは5分でいいから“瞑想をしよう”」ということができないでいます。
歩行瞑想について
先日、メンタリストDaiGoさんは「歩行瞑想」というものを紹介していました。
→https://www.youtube.com/watch?v=nw_cjnVdnGM
歩行瞑想とは
「(理想は一歩に10秒ほどかけて)ゆっくり歩きながら、足の裏の感覚に意識を集中する」ものです。
理学療法士にとっては得意なところかもしれませんね。(実習生の頃、歩行分析するのによくやってました。)
私自身読者であるブログ【RABIさんの「理学療法士のoutputブログ」】にも投稿されていました。→「理学療法士が歩行瞑想と歩行読書をしてみたら」
慈悲の瞑想について
慈悲のこころとは、「生きとし生けるものが幸せでありますように」というのが基本精神
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/慈悲の瞑想
具体的方法を下記に載せました。
【慈悲の瞑想の具体的方法】
1.リラックスしてイスに座る。
2.自分の背骨が旗の支柱で、身体が旗になったようなイメージを浮かべる。
3.自分の意識のスポットライトを身体に向け、身体の重さを意識する。
4.目を閉じる。
5.自分が今日出会った人のなかで、楽しい会話をした人を思い浮かべる。
誰にもあってなければ、過去にさかのぼってもOK。
6.その人を思い描きつつ、次の言葉を言う。
7.「この人は、心と体を持っています。わたしと同じです。気持ちや感情、考えもあります。わたしと同じです。悲しんだり、がっかりしたり、怒ったり、混乱したりすることがあります。わたしと同じです。人生で肉体的、心理的な苦しみを経験しています。わたしと同じです。人生で喜び、幸せ、愛を経験しています。わたしと同じです。この人は、幸せになりたいと思っています。わたしと同じです。この人が幸せでありますように」
8.目を開ける。
そして、これらの「歩行瞑想と慈悲の瞑想をまとめてやったら効果も出やすいのは?」という発想からの研究の紹介をします。
研究紹介
まず著者たちの結論から引用します
歩きながら他者の幸福を願うやり方には、不安を減らし、幸福感を増やし、社会的なつながりの感覚を改善する効果が確認された。この手法は短時間ですむため、手軽に日々の活動に組み込むことができる戦略と言えるだろう。
研究内容:
対象:496人の学生を3つのグループに分けてます。
「この人が健康で元気に暮らせますように」
グループ2(内面の共通点を考える):すれ違った人たちと自分の内面の共通点を考えてみる。
「この人も自分と同じく勉強で苦労したりしてるんだろうなぁ……」
グループ3(他人を心の中で見下す):すれ違った人とくらべて自分が優れている点について考えてみる。「この人よりは頭が良さそうだし見た目もいけてるな……」
これらの作業を12分ほど行った上で、不安やストレス、幸福度をチェック。
グループ2(内面の共通点を考える):社会的なつながりの感覚は増、その他メリットはなし。
グループ3(他人を心の中で見下す):幸福度が激減
「歩行+慈悲の瞑想」はたった12分でメンタルが改善するという素晴らしい結果。
これなら、瞑想がなかなかできない私でも、普段すれ違う人に慈悲のこころを持てば良いだけなので、「歩く(移動)ついでに」できる!手軽すぎる!!