本記事は「担当者ガチャ」をテーマにした記事です。
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担当者ガチャとは
まず、この「担当者ガチャ」とは、
「回復期病院のリハビリで大変な想いをされた当事者がSNSで発っせられた言葉」です。
・リハビリが担当療法士により質が変わる
・担当者は選択できないので、運ゲーである
という点から来ています。(引用元↓)
評判の良い回復期を選んでも、担当ガチャでリハが運ゲーになってしまう、という現状。患者を受け入れる病院側に最低限の質を担保する教育や研修の義務化を。同じ医療費なのに運ゲーとか、笑けてくる。
退院後は課金ゲー(自費リハ)になる昨今「誰が得してる?」と小一時間。
おはようございました!— 蒼@脳梗塞垢 (@bluemoon9981) October 29, 2019
他のツイートからも、リハビリ職を完全に批難しているわけではなく、
病院全体としてのシステム・教育制度・経営者の責任に問題があるということを言っています。
といったことから、私なりに、どのような対応策がとれるか考えてみました。
担当者ガチャにならないための対応策
※言葉が適切か分かりませんが、担当者ガチャのハズレを「質の低いリハスタッフ」という言葉で表現します。
対応策を大きく分けると、下記2つが考えられます。
対応策1:質の低いリハスタッフを減らす
対応策2:チーム・システムでカバーする
それぞれ深堀りします。
対応策1:質の低いリハスタッフを減らす
質の低いリハスタッフを減らす方法は2つです。
方法①:教育する
方法②:処分する(減給・降格・解雇など)
本人が努力して質を上げられれば良いですが、
「努力してても質が上がらない(または努力しない)」この場合はほっといてもダメです。
上司なりが引き上げる教育システムが必要です。
教育システムとしては無限に方法があると思うので一例だけ↓
(教育システム例:リハ科内勉強会・勉強会参加費支給・教育係設定)
また、処分する(減給・降格・解雇など)という方法もあります(厳しいですが・・・)
処分を受けるのは嫌なものです。だから、自己責任で努力を強いられます。
罰則的なシステムは批判的に思う方も多いかもしれませんが、
リハ職の人数が急増している今、必要(効率的)なシステムとも思います。
問題は「スタッフの質の評価方法」。
ここをいかに納得いくものにするかが重要です。
例えば↓
・患者満足度評価
・リハ科内スタッフ間評価
・他部門評価
・単位数などの実績
また、「結果」だけではなく、
「真面目さ・努力量・成長度合い」などの経過も評価してあげたい所です。
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対応策2:チーム・システムでカバーする
対応策1のように「質を上げる」のではなく、
システムでカバーする対応策です。
具体例をあげます。
方法❶:チーム制度
チームを組み、「患者様-担当スタッフ」を1対1ではなく1対複数にする。
注意1:各チーム内の能力に差が出ないようにする
注意2:担当スタッフが頻繁に変わることに不快を覚える患者様もいるかも
方法❷:研修生制度
質の低いスタッフは「研修生」とする。
対応策2「処分する」とも近いかもしれません。
研修生として、患者様を担当するのではなく、
質が上がるまでは「補助スタッフ」としての役割にします。
注意:経営的に無駄になる(給料を安くして対応!?)
方法❸:スタッフ指名制度
患者様がスタッフを指名できることとします。
注意:患者様はスタッフの質が分からない(各スタッフのプロフィールなどを表示する!?)
方法❹:ガチャ引き直し制度
患者様がスタッフがハズレだと感じ、不快であれば、変更できる制度。
注意:この制度があることをあらかじめ患者様に伝え、気軽に変更できるようにしなければ、意味がない。
医師の診察などと違い、リハビリ時間はある程度長く、リハビリ室に行けば元のスタッフと顔を合わせることになるでしょう。気まずくなるのが嫌で遠慮する。ということがないように工夫する必要がありますが・・・難しい問題です。
「患者様がスタッフの気を遣って遠慮する」のはよくあることです。その点も含め考えなくてはいけません。
終わりに
簡単に対応策をまとめます。
対応策1:質の低いリハスタッフを減らす
方法①:教育する
方法②:処分する(減給・降格・解雇など)
対応策2:チーム・システムでカバーする
方法❶:チーム制度
方法❷:研修生制度
方法❸:スタッフ指名制度
方法❹:ガチャ引き直し制度
他の対応策もあるかもしれませんが、私が思いつく方法でした。
少しでも参考になれば幸いです。
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