【リハビリ養成校入学前用】事前学習ロードマップ


こんにちは、起業理学療法士の西島紘平です。
このページは、リハビリ養成校入学前の方向けの「事前学習ロードマップ」です。
※養成校1年生の方にも良いと思います。

養成校入学前の方にとって、これからどんな勉強をするのか想像つかない方が多いかと思います。そのため、やる気満々で勉強したいと思っても、何をどうしたら良いか分からず消化不良になることがあると思います。

そこで、そんな優秀な学生さん向けに
どんな勉強をしたら良いかを示す「事前学習ロードマップ」を作成しました。
このロードマップを利用すれば、「周囲より1歩先を進めます!!」
※注意:あくまでロードマップ(=行動指針・コンパス)であり、全てを詳しく解説したページではありません。
詳しくは、自分で調べ学習してみてください。リハビリの専門家になるためには「調べる能力」をつけることも重要です。

【レベル0】国家試験の出題範囲を知る

ここでは、範囲をざっと眺める程度にしましょう。
⦿共通科目

解剖学・生理学・運動学・病理学・心理学・リハ概論・臨床医学・精神医学

⦿専門科目

臨床運動学・評価・ADL・物理療法・義肢装具・運動療法の基礎・法律
・疾患別理学療法(整形外科・小児・呼吸循環代謝・脳血管障害・脊髄損傷・神経筋疾患)

学校では、まず「解剖学・運動学・心理学・リハ概論」あたりを勉強していくことになるかと思います。

※実技勉強
国家試験での出題はありませんが、専門家として働くためには、机上の知識だけでは足りません。実技能力が必要となります。

【例】
評価スキル:触診・血圧測定・問診・ROM-T・MMT・感覚検査・動作分析など
治療スキル:マッサージ・ストレッチ・ROMex・トレーニング指導など

【レベル1】「解剖学」・「生理学」・「運動学」とは?

「解剖学」・「生理学」・「運動学」は、これからリハビリの勉強をするにあたって、各分野を理解するための基盤となり、最も重要な分野となります。

ここでは、それぞれがどのようなものなのか理解しましょう。

解剖学(anatomy):生物体とその各部分の形態および構造についての科学

生理学(physiology):生物の正常の生命過程および諸器官の働きを研究する科学

運動学(kinesiology):身体の運動の科学

『ラテン語表記を覚える必要あるのか?』という質問がよく出ます。
覚えなくてもなんとかなります。ですが、高みを目指すなら覚えた方が良いです。
「Dr.カルテを読む・海外論文を読む・専門家同士の会話」などで使う機会があります。
学校によっては、テストに出したりもします。

【レベル2】骨の名前を覚える

成人の人間の骨は約206個あります。
これらの骨の名前、形の特徴や部位の名称を学びましょう。(つまり骨の解剖学です)
まずは、ここでは
肩甲骨・上腕骨・大腿骨の3つの骨について勉強しましょう。

学習のポイント
1:各骨がどのような形をしているのかよく見てみましょう。(スケッチしてみると良いですよ!)
2:下記のKey wordsについて調べてみましょう。

⦿肩甲骨(scapula)

【Key words】
肩甲下窩・棘上窩・肩甲棘・棘下窩・肩峰(けんぽう)・烏口突起(うこうとっき)
上縁・上角・内側縁・下角・外側縁
関節上結節・関節下結節

肩甲骨の解剖を勉強できるサイト

⦿上腕骨(humerus)

【Key words】
上腕骨頭・解剖頸・外科頚・大結節・小結節・結節間溝・大結節稜・小結節稜・三角筋粗面・外側上顆・内側上顆・上腕骨小頭

⦿大腿骨(femur)

【Key words】
大腿骨頭・転子窩・大転子・小転子・外側上顆・内側上顆・内転筋結節

【レベル3】主要な筋肉を覚える

ここでは、筋肉について学びます。
筋肉の起始(きし)・停止(ていし)・支配神経を覚える。
(リハビリ界の英単語のようなものです。一覧表を作ったり、単語帳を作ってみると良いでしょう)

ここでは、厳選して主要筋肉を挙げます。
必ず覚えなくてはいけないものなので、どのように覚えるか自分なりの学習スタイルをみつけましょう。

※なお、文字だけで覚えるのは非効率です。
臨床(りんしょう=リハビリの現場)で活かすには、イメージ(図や写真)もセットで頭に入れた方が効率的です。

【主要筋肉】
上腕二頭筋・上腕三頭筋・三角筋・ローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)
大腿四頭筋・大殿筋・中殿筋・ハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)

【例】上腕二頭筋(biceps brachii muscle)

起始:①長頭:肩甲骨の関節上結節・上方関節唇  ②短頭:肩甲骨の烏口突起先端

停止:橈骨粗面、上腕二頭筋腱膜を介して前腕筋膜

支配神経:筋皮神経(C5-6)

参考サイト:筋肉名称を覚えよう!
参考サイト:筋肉名称完全図鑑
参考サイト:Rehatora(筋肉データ一覧)

解剖学の教科書として、イメージ・図が最強に分かりやすい1冊をご紹介↓

 

【レベル4】関節の基本的な運動方向を理解する

正しい専門用語を使えるようになりましょう。

例1:膝(ひざ)が曲がる → 膝関節の屈曲
例2:脚を開く → 股関節の外転

また、各運動を説明できるようになりましょう。

例:屈曲 = 矢状面、前額水平軸での運動で、体節同士が接近する運動
【Key words】
屈曲・伸展・内転・外転・内旋・外旋
矢状面・水平面・前額面

レベル0~4までのページとしました。上記をマスターすれば、
「骨」・「筋肉」・「関節の運動」を表面的に学習したことになります。
(養成校入学前の段階としては、充分すぎる学習だと思います。)
もっともっと勉強したい!という方は、上記以外の骨や筋肉も勉強していみると良いでしょう。
※本ロードマップは、今後も修正・追加していく予定でいます。
※質問やご相談等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
→メールアドレス:k-nishijima@kitahiro-rakuru.jp

 

 

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