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【原著論文】変形性膝関節症患者における呼吸機能と姿勢との関連を読んで

更新日:

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今日は「理学療法学」の2018年の原著論文(R)を

読んでまとめてみました。

特に学生や新人の方に「論文の読み方、まとめ方」の参考になればと思います。

もちろん、ベテランの先生方にも一結果として参考にどうぞ。

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変形性膝関節症患者における呼吸機能と姿勢との関連

<目的>変形性膝関節症(膝OA)呼吸機能と姿勢の関連を検討すること

<方法>

対象:膝OA患者28名と健常高齢者35名

評価項目:

(基本属性)年齢、身長、体重

(運動機能)膝伸展筋力、TUG、肺活量、1秒量、立位姿勢

(呼吸機能)肺活量、%肺活量、1秒量、%1秒量

(姿勢)頚部屈曲角、腰椎後彎角、胸椎後彎角、膝関節屈曲角

統計方法:

呼吸機能を目的変数

基本属性・運動機能を制御変数、

姿勢を説明変数 に階層的重回帰分析

<結果>膝OAでは、1秒量の低下において膝屈曲角度(姿勢)が有意に関係

※健常高齢者の呼吸機能は年齢との関連があり、姿勢の関連はなかった。

<考察>

・呼吸機能低下と膝OA患者の膝屈曲位の関連には、

運動耐用能が影響している可能性が考えられる。

・膝関節屈曲位が呼吸機能と直接的な関連を考えるのは困難であるが、

結果より呼吸機能に影響する指標として簡便に測定できることも考慮して

臨床的有用性があることが示唆された。

<研究の限界>

①:対象者数少ない

②:健常高齢者における疾病の罹患有無が未確認

③:横断研究であり、因果関係の証明が困難

 

私的考察

・膝屈曲角度が悪く、1秒量も悪かった症例は、

理学療法的介入により膝屈曲角度が改善すると、1秒量も改善するのか興味がある。

・もし改善しないのであれば、呼吸機能に対する介入の重要性が示唆される。

・膝屈曲角度(立位姿勢)について着目することについては、当たり前のことであるが、

膝屈曲角度が悪い症例に対しては、呼吸機能により注意深くなる必要があるだろう。

(あくまで、この研究段階では『注意してみよう!!』程度の結果かな・・とは思う。)

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