研究法

【研究法】検者間・検者内信頼性係数とは【ICC】

投稿日:

ICC

研究法(データの解説)として今回は

「検者間・検者内信頼性係数」について説明します。

スポンサーリンク


級内相関係数(ICC)とは

級内相関係数(Intraclass correlation coefficients:ICC)は

簡単に言うと「この測定は信頼できるの?再現性あるの?」というのを

数値化して調べるものになります。

 

ICCには3つの形式があります(Case1・Case2・Case3)。

それぞれの形式に下位モデルがあり合計6つの公式が提唱されています。

それぞれについて解説します⇩

Case1検者内信頼性:ICC(1,1)ICC(1,k)

検者内信頼性(Intra-rater reliability)とは、

1人の検者によって、複数回測定されるときの、その再現性(信頼性)を示すもの。

※ICC(1,k)は複数回測定された際の平均値を用いた信頼性です。

 

Case2検者間信頼性:ICC(2,1)ICC(2,k)

検者間信頼性(Inter-rater reliability)とは、

ICC(2,1):複数の検者が1回ずつ測定した値の再現性(信頼性)

ICC(2,k):複数の検者が複数回ずつ測定した平均値の再現性(信頼性)

を示すものになります。

 

Case3検者間信頼性:ICC(3,1)ICC(3,k)

検者が特定されているときの検者間信頼性はICC(3,1)となります。

つまりCase2は別な検者にもなりうると考えて一般化している。

スポンサーリンク



下記に例を挙げます

例)Case1検者内信頼性:ICC(1,1)ICC(1,k)

1人の検者が20人の被験者を対象に10m歩行速度を1回計測:ICC(1,1)

1人の検者が20人の被験者を対象に10m歩行速度を3回繰り返して計測:ICC(1,3)

 

例)Case2検者間信頼性:ICC(2,2)ICC(2,k)

3人の検者が10人の被験者を対象に10m歩行速度を1回計測:ICC(2,1)

3人の検者が10人の被験者を対象に10m歩行速度を3回繰り返して計測:ICC(2,3)

 

 

例)Case3検者間信頼性:ICC(3,1)ICC(3,k)

Case2と同様だが、計算処理が違ってきます。

詳細はここでは省きます。

 

補足知識

・データの値はほとんどはICC(1,1)≦ICC(2,1)≦ICC(3,1)となります

※値が0に近いときや被験者のばらつきが大きい場合は例外

・判定基準:0.7以上であれば高いと考えられます(諸説あり)

 

参考文献:https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/19/3/19_3_261/_pdf

 

スポンサーリンク


-研究法
-

Copyright© 起業理学療法士の道 , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.