「業界で有名になりたい」
そんな風に思うことってあるかと思います。
本記事では、私なりの「若手でも理学療法士業界で名前を売る方法」を紹介します。
気持ちさえあれば簡単にできる方法です。
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ステップ1:分野を定める
有名になるためには、まず「分野を狭めて定める」ことがポイントです。
「理学療法士業界全体」で有名になるよりも
「理学療法士業界の整形外科領域」で有名になる方がハードルが低くなります。
さらには、「股関節」>「人工股関節置換術(THA)」>「THA後の機能予後」>「THA後の脚長差」と分野を狭めていくと良いです。
ステップ2:研究(学会発表・論文投稿)をする
有名になるためには、研究活動が近道です。
いきなりハードルが高く感じるかもしれませんが、
質は低くても良いです。
新規性が大切とも言われますが、
過去にされている研究を真似て、
自施設でも同じ結果が出るのかどうかの検証でも良いと思います。
とにかく、まず発表することが大切です。
そして、ステップ1で定めた分野で何度も発表します。
1度発表できれば、その内容を深堀りしていけば割とハードルを下げられます。
例を下記に挙げます。
「THA後2週時の脚長差(20例)」
→「THA後2週時の脚長差(100例)」
→「THA後半年の脚長差」
→「THA後半年に脚長差が残存する症例の特徴」
ステップ3:学会に参加する
理学療法士の「地方学会・全国学会」もそうですが、
ステップ1で定めた分野の学会に参加すると良いでしょう。
THAが定めた分野だとしたら、「股関節学会」や「人工関節学会」といった学会になります。
そして、もちろん学会に行くだけでは名前は売れません。
文字通り、名前を売る(発表する)ことが必要です。
簡単にイメージがつくところでは、
「質疑応答で発言すること」「名刺交換」でしょう。
質疑応答について深堀りします。
質疑応答のポイント
1回発言しただけでは、あまり意味はありません。
何回も発言することが大切です。
さらに、1つのセッションで連続で発言するようにします。
特に定めた分野に関連するセッション(例えば「THA後の脚長差」「THA後の機能予後」)では必ずです(最低2連続。できれば全てに発言)。
例:セッション「脚長差」
1:THA後の脚長差の測定方法
2:THA後の脚長差とROM
3:THA後の脚長差と歩行速度
4:THA後の脚長差とQOL
これら全ての演題に質問する。
そうすると、その会場にいる人に『またアイツ質問してる』と覚えられます。
連続で発言する意味はココにあります。
また、「脚長差」で有名になりたければ「脚長差」で質問します。
そうすれば、『アイツは脚長差の質問ばっかりだな』と印象付けられます。
例:「外転筋力」がテーマの演題発表でも「脚長差」で質問
→『外転筋力と脚長差との関連はどうですか?』
ステップ4:1~3をできるだけ早く(若手時代)に実践する
先ほど、「研究活動は質が低くても良い」と言いましたが、
それは、若手の内に実践するからです。
例えば、同じ質の低い発表でも、経験年数により聴衆者の印象は変わります。
1年目の質の低い発表→『若いのに発表して凄いなぁ』
10年目の質の低い発表→『微妙な発表だな・・・』
質疑応答での発言も同じです。
質疑応答は「限られた貴重な時間」です。
ベテランPTがしょーもない質問をするわけにはいきません。
ですが、若いうちは空気を読まず、質問しても許されます。
そして、研究発表も質疑応答も
経験する(回数をこなす)ことで質が上がっていくものです。
A:「3年目で5回目の研究発表」
B:「6年目で初めての研究発表」
質はAの方が高くなることでしょう。
「研究発表はもっと知識をつけてからやろう」
そんな風に思っている人も多いかと思います。
しかし、ベテランになるほど、ハードルは上がっていきます。
(なので結局発表できずに時が過ぎます)
番外編:ブログ・Youtubeを利用する
今の理学療法業界では、あまり効果的ではないかと思います。
有名になっている人も私は知りません(知らないだけかもしれませんが)。
ですが、可能性は秘めているでしょう。
まだ、それほど有名な人がいないからこそ、チャンスな領域なのかもしれません。
これは、今すぐ実践できることです。
本気の人は実践してみてはいかがでしょうか?
終わりに
あくまで、私が思う「若いうちに名前を売る方法」を挙げています。
若いうちは「分野を絞らない方が良い」「研究より大切なことがある」
など色々な考えがあったりもするかと思いますが、
参考の1つになれば幸いです。
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