PTOT PT論文レビュー

【報告論文紹介】災害時リハ支援活動と課題【理学療法学2019】

更新日:

災害

2019年の「理学療法学 第46巻第4号」に掲載されている

「災害時リハビリテーション支援活動の課題ー3つの異なるフェーズでの活動経験からー」R

についてまとめました。

 

筆者が理学療法士(PT)として下記の支援活動に参加した振り返りです。

本記事では筆者の「PTとしての活動内容」をまとめています。

平成28年熊本地震(応急修復期:支援グループ)

平成23年東日本大震災(復旧器・復興期:個人ボランティア)

 

※補足:時期による分類

発災直後~72時間:被災混乱期

4日目~1ヵ月末:応急修復期

2ヵ月目~6ヵ月目:復旧器

6か月以降:復興期

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応急修復期:4日目~1ヵ月末

避難所は混沌としており、人が密集した劣悪な環境。

PTとしての活動内容

・動作状況評価

・生活不活病の発症リスク高いとされる避難者への運動指導

・環境整備、福祉用具選定

(杖、段ボールベッド、マットレス、簡易手すり、簡易スロープ)

・避難要援護者の移動能力、ADL、家族による介護度を考慮した活動レベルの調査

 

復旧器:2ヵ月目~6ヵ月目

避難所が集約され仮設住宅への移動がはじまる時期

PTとしての活動内容

・運動指導、動作訓練

・杖などを支給、調整、使用方法の指導

・仮設住宅へ入居した避難者への訪問(活動性低下や孤立が危惧されるため)

・集団体操(新しい住宅団地内のコミュニティ再構成と孤立対策のため)

・1日6名程度の介入

 

復興期:6ヵ月以降

仮設住宅や自宅での生活となっている時期。

PTとしての活動内容

・現地のリハ関連職だけでは足りず、自宅や仮設住宅や施設を訪問し

健康状態のチェック、ADL指導、運動指導など

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今後の課題

・災害時リハ支援活動ができるPT育成

・JRATの規模拡大と組織の充実

・復興期における支援終了後の受け皿としての平時からの地域リハの充実

 

終わりに

私自身、この論文に書かれていた言葉でさえ無知なこともあり、

災害時リハについて知識不足であることを感じた。

(例えば:スフィア基準・サイコロジカルファーストエイド)

また、環境整備などについても経験がない方には難しいと思う。

 

被災者の特有の症状などもあるので、知識とともに経験が大切である。

リハビリ養成校での必修科目としても入れても良いのではないかと思う。

(教育事業に関わっている方、是非ご検討ください!!)

 

論文には、実際の現場の写真も多く載せられているので、

是非見てみていただきたい(R)。

災害が絶えない現在、対応できるPTが増えることが必要であり、

この記事が少しでもそのきっかけの一助となれば幸いです。

 

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