スキルアップ 心理学

クリティカル・シンキングで最適な判断力を

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今日は、「クリティカル・シンキング」という思考法についてお伝えします。

何か問題に直面した時に、バイアスに捉われない最適な判断をするための分析法です。




クリティカル・シンキングとは

「critical(クリティカル)」は、「批判的な」等の意味です。

つまり、「クリティカル・シンキング=批判的思考」です。

「バイアスの罠」を避ける

人の思考は、バイアス(思い込み先入観)に影響されると、合理的な判断ができない。

【例】

「コインを投げて裏が続いたから次は表が出る!!」

「見た目や血液型で性格を決めつける」

クリティカル・シンキングは、このようなバイアスの罠を避けるための思考法の一つです。

ソクラテスとクリティカル・シンキング

クリティカル・シンキングの思考で有名なのは、「無知の知」で知られるソクラテスです。

ソクラテスは、客観的な判断で人生の問題を解くために下記ポイントを重視しました。

・常にエビデンスを通して現実を見る

・問題の前提を論理的に疑う

感情にもとづいて推測をしない

・ハッキリした答えが出ない状況をガマンする

クリティカル・シンキングはトレーニングで伸ばせる

上述したように、クリティカル・シンキングは思考法のテクニックなので、注意点を抑えればトレーニングすることができます。

多くのバイアスの存在を知ること

人が持つバイアスは多数存在します。

それらのバイアスの知識を持つだけでも、合理的な判断ができるようになります。

【バイアスの例】

・体型バイアス

・ネガティブバイアス

・単純緊急性効果

・スマイルシーキングバイアス

・エイジズム

・現状維持バイアス  など

これらのバイアスを含め、20ものバイアスを学ぶことができます↓

(クリティカル・シンキングの話も載っています)

クリティカル・クエッション

どんな場面でも対応できる「クリティカル・クエッション」を持っておくと、合理的な判断へ誘導してくれます。

①今自分の身に何が起きているか?

②なぜこの問題は重要なのか?

③見えていないものは何か?

④今の結論へどのようにたどり着いたか?

⑤誰が言ったことなのか?

⑥他に考えるべきことはないか?

上記の6問は、ビジネス、勉強、恋愛、お金などあらゆるジャンルの問題にも適用できるオールマイティーな質問になっています。

理学療法士的視点

研究活動をしているPTの方にとっては、バイアスは馴染み深い言葉だと思います。

研究デザインを組む際には、バイアスに注意することが重要であるのと同じように、

普段の生活や臨床の中にもたくさんのバイアスが存在します。

クリティカルパスや経験則からの予測(科学的根拠に基づいていればバイアスとは違うかもしれませんが・・・)ばかりに頼ってしまわずに、患者様一人ひとりを評価して、より専門的な理学療法を提供しましょう。

「術後◯日目だから歩けるだろう」ではなく、

「バイタルは安定しているし、これくらいの筋力・可動域があり、これくらい荷重をかけても痛みの増強がない・・・だから歩行練習をはじめられる!!」

もしくは、この逆

「術後◯日目でクリティカルパスからすると歩行練習を開始する時期・・・だけど荷重をかけると痛みが強い・・・だから歩行練習は延期しよう!!」 こちら(クリティカルパスから外れる)の判断をしっかりとした評価の上でできると、専門家っぽい感じがしますね!!

 


参考図書:

 

動画にもしてます⇩

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