2019年9月19日に出版された
メンタリストDaiGoさんの本「人生を変える記録の力」
について紹介します。
この記事では、下記の内容で紹介してきます。
「人生を変える記録の力:記録の目的」
「11CHAPTER と 33のテクニックの例」
「前に進んでいる感覚でモチベーションをつくる:クイック・ウィン分析」
「寝る前の5分でストレスによる不眠を防ぐ:就寝ToDoリスト」
人生を変える記録の力:記録の目的
記録の目的というと、普通は「メモ」や「ノート」、「アイディア出し」
といったところが思い浮かぶと思います。
しかし、この本で紹介する記録の目的は以下のようなことです。
- やりたいことをみつける
- モチベーションを高める
- ストレスに強くなる
- 問題解決能力をつける
- 人間関係の悩みを解決する
記録でこんなことが目的というのは、
予想外のものばかりではないでしょうか?
本書の紹介とは脱線しますが、
記録といえば、「前田裕二著:メモの魔力」では、
『メモをただの記録では終わらせない。知的生産のためにメモをとる』
といった内容もありましたが、DaiGoさんの本はそれともまた全く別の切り口です。
11CHAPTER と 33のテクニックの例
本書では、33ものテクニックを11のCHAPTERに分け紹介されています。
- やりたいことを見つける
- モチベーションを上げる
- 「失敗したら」を乗り越える
- 不安と恐怖をエネルギーに変える
- 優柔不断をなくす
- ネガティブ思考を乗りこなす
- ストレスに強い心を育てる
- 無駄に悩まなくなる
- 人間関係がラクになる
- 問題解決力をつける
- 試練を乗り越える力をつける
例えば・・・
「達成感」と「喜び」を記録する:【行動ダイアリー】
人生を見失いそうになったら:【アクトバリュートレーニング】
プレッシャーに潰されそうになったら:【責任パイチャート】
優柔不断をなくす:【行動プライオリティベクトル】
無駄に悩まなくなる:【自動思考キャッチシート】
こんな感じで、テクニックが盛りだくさんです。
本記事では、2つのテクニックを紹介します。
クイック・ウィン分析
「前に進んでいる感覚でモチベーションを作る」というものです。
モチベーションアップで大切なことの1つ、「小さな進歩」があります。
「クイック・ウィン」というのは、「小さいけどスピーディーな成功体験」を意味します。
実際の記録の例を下記に挙げます。
プロジェクト | クイック・ウィン | 難易度 | インパクト | 合計スコア |
---|---|---|---|---|
貯金する | 請求書確認 | 4 | 4 | 16 |
家計簿アプリで管理 | 5 | 3 | 15 | |
通信費の見直し | 2 | 5 | 10 | |
格安simにする | 1 | 5 | 5 | |
ダイエットする | 食事を記録する | 2 | 4 | 8 |
体重計を買う | 5 | 4 | 20 | |
お菓子は1日1回まで | 2 | 5 | 10 | |
タンパク質を増やす | 1 | 4 | 4 |
表の記録の仕方を説明します。
【プロジェクト】:最終ゴールを書く
【クイック・ウィン】:プロジェクトに対し、手軽に進捗を実感できそうな行動や結果を思いつく限り書く
【難易度】:クイック・ウィンに対する難易度です。
(簡単に達成できそう:5点、難しそう:1点)
【インパクト】:クイック・ウィンを達成したら、プロジェクトにどれくらいの影響があるかを5点満点で採点。
(影響大:5点、影響小:1点)
【合計スコア】:「難易度」と「インパクト」の点数をかけて算出。
すべての記入が終わったら、合計スコアが大きいクイック・ウィンから手をつけていく。
就寝ToDoリスト
寝る前の5分、「次の日にやらなきゃいけないこと(ToDoリスト)」を書くと、
睡眠の質が向上するというものです。
寝る時に「未消化のタスク」があると、無意識に浮かんできてしまう。
これを、寝る前にToDoリストとして書いておくと、
まるでタスクが完了したかのように、安心して眠れるとのこと。
ということで、
ToDoリストは、「寝る前」に作成する!!
ことが良いでしょう。
これは、私も既に実践していました。
日々、『何かを積み上げなきゃ』と思っている人には、
効果的なテクニックと思います。
寝る前にこれをやらないと、
『明日は何のタスクをこなそうか・・・』と考えてしまいます。
これを模索する必要がなくなるので、リラックスして寝れます。
終わりに
33ものテクニックが載っていますので、
全部実践するのは、さすがに無理と思います。
「自分が気になったもの」、「自分に必要なもの」を選んで
実践してみると良いのかと思います。