こんにちは。起業理学療法士の西島紘平です。
今日は、西野亮廣さん著書の「新世界」でも紹介されている「しるし書店」という新しいサービスについて紹介します。
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目次
常識的な古本屋のサービス
まず、通常の古本屋の場合、購入した本は一度読んでしまうと、古本屋に売る際、値段が下がってしまいます。また、ラインが引いてあったり、メモが書いてあったりする本は、買い取ってもらえなくなります。
しるし書店とは
誰でも古本屋を出店できるプラットフォームです。
※プラットフォーム:ビジネスの場を提供すること
古本に自分なりの付加価値(たとえば付箋を貼るだけでなく、「ここは特に注意して読んで」などの手書きの手紙を同封したり)を付けて売ることができます。
また、それらの付加価値のついた本がある書店をめぐり、気に入った本を買うことができます。
しるし書店が生まれた発想
古本には2種類ある。
「最後まで綺麗に読まれた古本」と、読み手が気になった一文に線が引かれていたり、付箋が貼られていたり、ページが折られていたり、隅っこにメモが書かれている「読み手の“しるし”が入った古本」だ。
このうち「綺麗に最後まで読まれた古本」はブックオフで買い取ってもらえるけど、「読み手の“しるし”が入った古本」は取り扱ってもらえないよね?
読み手の“しるし”が入った古本は市場価値がゼロ円と判断されちゃうわけだ。
でも、イチロー選手が読んで、イチロー選手が気になった一文に線を引いて、イチロー選手が付箋を貼ったり、ページを折ったり、隅っこにメモを書いた本って、定価より高い値段で欲しい人がいると思うんだよね。
"自分の人生に影響を与える人の視点"には価値があると考えました。
例えば、芸能人でなく一般人だとしても、
「普通の参考書と東大生が書き込みした参考書ならどっちが価値があるか
というように、「一般人の書込みにも価値はある」
上記の様に西野さんは述べています。
売れるかどうかは、出店者の信用の大きさによって変わるということでしょう。
実際、西野亮廣さんの出店を見てみると、
「新世界」の本が20万円で売れていたり、
普通のビジネス本が5000円で売れていたりします。
先ほどの東大生の話では「東大生=勉強ができる」という信用が大きい。
だから、東大生の思考がメモされた本は売れるでしょう。
過去記事でお話したクラウドファンディングのように
しるし書店は、
「信用を換金する装置」の一つといえます。
西野さんが言うように
これからの世界、「働く=お金を稼ぐ」
ということよりも、「働く=信用を稼ぐ」ことが重要になってきそうだと思いました。